こんにちは。
無事雲南から戻ってきやした。
カンフー修行は、
酒と
タバコと
肉・脂身をこよなく愛する
老師さまから、幸運にも初日に「弟子入り」を許され、兄・姉弟子たちとともに、ほとんど観光もせず、一週間稽古に励んで参りやした。
「よいかチョンシー(わたくしの名前の中国読み)、アルコール度数が
50℃以下のものは、我々は
酒とわよばないのだよ」
「チョンシーよ、カンフーの後は、
肉を食え!
カンフーを励み、よき仲間たちと肉を食らい、酒を飲む。楽しき哉人生!」
「この高粱酒(52℃)は素晴らしい。この味が分かるか? チョンシー」
はい。おいしいです。
「おおそうか。でわもっと飲め、楽しめ。ん? ちょっとでいいだと?
ちょっと、ちょっとで…あいやー、
一本空けてしまったでわないか、チョンシー。
いや愉快
愉快!」
と、老師は、初心者であるわたし(の飲み食いの量?)を面白がり、
たいそう可愛がってくださいました。
そしてもちろん、カンフーの技も、とても熱心に伝授してくださったのです。
老師の動きは、「闘いのための技」であるにもかかわらず、柔らかく優雅で無駄がありません。
そして体の動きのひとつひとつに、きちんと「道理」があるのです。
それが分からないうちは、やみくもに動いてしまう体ですが、
教えていただき、一端アタマで道理を理解すると、驚くほど体が動く。
深い世界だわ、と思います。
一度老師が兄弟子と段取りをしたときのこと。
一瞬老師が目に見えぬほどの速さで数メートルも後方に跳び、
兄弟子の攻撃をかわしました。
ひえー! 香港映画みたーい! かっこいー!
ほんとにこんな世界があるんだにゃー。と思ったことでした。
ちなみにわたくしが弟子入りさせていただいた流派は
●(文字がない! 当のような字におおざとへん)家拳法といい、
昆明武術の父である●若衡が、1909年に雲南省陸軍講武堂設立の際、
共産党本部、朱徳、葉剣英などに指導した拳法であります。
うわーなんかすごいわ。
帰国後はすぐに、桑原茂一さんへのインタビューの仕事が入りました。
ぎゃーやった!
だってスネークマンショーやピテカン以来、桑原さんは
わたしの中の「あこがれの大人の人ベスト10」に常にランクイン
されている人なんだすから。
パンクで知的。クールなのだがホット。ちょっと間違うとイカガワシクもあるのに、絶対的に正しいと思える道すじを指し示してくれている。とても素敵な方です。
カンフー師匠とわまた違ったかっこよさ。
至福のときでした(いいのかそれで)。
この記事は『Mac Power』8月号(7月18日発売)に掲載されマス。